2022.11.07
アテインは技能実習生の日本語能力向上を積極的にサポートしています。
技能実習生から相談されることとして、日本語の理解力不足に起因する
✓周囲の人の言っていることが分からない。
✓自分の言いたいことが言えない。
という他者とのトラブルに発展するような事から
✓日本語が分からないので外出するのが不安。
✓毎日家にいて日本について良く分からない。
という本人の実習意欲の低下に関することがあります。
アテインでは難しい意見交換の場や重要事項の説明については通訳などのサポートをいたしますが、日常で良く使う会話や職場内のコミュニケーションについては可能な限り実習生に日本語で直接相手に伝える努力をするようにアドバイスしています。又、お休みの日についてはルールやコロナ対策をした上で会社の同僚や友人との観光や文化体験をして日本については学ぶことを喜ばしく感じております。そして、現在の自分の語学力を客観的に判断したり、日本語学習のモチベーション向上、3年・5年後の技能実習期間満了後を見据えて日本語能力の認定証明となる語学試験の受験や技能実習生等を対象とした作文コンクールへの応募を推奨しています。
日本語の語学試験では主に国際交流基金が実施している以下の2つの試験の受講をすすめています。
① 日本語能力試験 JLPT / JLPTのご案内
※次の試験は12月4日に開催
② JFT-Basic 国際交流基金日本語基礎テスト / JFT-BASICのご案内
※試験は定期的に開催されています。
実習期間の3年間でJLPTなら3級程度、JFT-BasicならばB2程度を目指すように説明しています。3級や4級の認定保持者ですと普段の会話量や日本の情報が格段に増え、それが本人の自信につながっていることが分かります。もちろん2級や1級の保持者になるとこちらも驚くほどの日本語力がございます。
作文コンクールでは国際人材協力機構(JITCO)が実施している技能実習生等を対象とした外国人技能実習生・研修生 日本語作文コンクールへの応募をすすめています。
✓日本語作文コンクール JITCO – 公益財団法人 国際人材協力機構 / JITCO作文コンクールのご案内
※2022年の日本語作文コンクールの応募は終了いたしました。
残念ながらこちらの受賞者は過去におりませんが作品の提出状況を見守っていると少しずつ文面が長くなり、語彙力が増え、表現も上達します。
実習生の満足度向上や受入企業の日本人従業員の方々との円滑なコミュニケーションのためにも実習生の日本語能力向上に関してアテイン職員一同も試行錯誤をしながら学習のサポートをしています。